15年前のことです

店をやることになり、名前を何にするか、というときに

私の頭に浮かんだのは

心斎橋、周防町にあった地下の店でした

立地はいいけど隠れ家的要素満載

カウンターはマスターに群がるお客様でいつも賑わってて

テーブルには天井から蚊帳が吊るされひとつひとつ遮断された状態

しかも、蚊帳には絵や文字がラフな感じで描かれてて

とにかくカッコいいお店、オッチャンがやっているけど

独特の世界観「にこちゃん堂」

何度も行ったがマスターとは話せず、、、

その頃西本町で居酒屋をやることになり忙しくなって行かないうち

店はいつしか無くなっていました

まねしはいかんかと思いつつ

にこちゃん堂ってどう？って言ってみると

妹が

あ！いいねえ お姉ちゃん“にこちゃん” て言われてたしーって

それは大学の教育実習で

小学校へ行ったとき

にこちゃん先生って言われてたのです

（ここで私が教職をとっていたことに驚いた人がいたかもですが

にこちゃん先生って呼ばれてたんですから人気のほどがうかがえますね）

妹よくそんなの覚えていたなーと思い

あの店の名を真似したことは伏せて

にこちゃん堂はスタートしました

気になって検索かけても

心斎橋のにこちゃん堂はもう無かった、、、

しかし

オープンから一年半経った頃

宮古島のにこちゃん堂がヒットしたのです

なんとー大阪ミナミから

沖縄宮古島へ移住して

にこちゃん堂を経営されていたのです！

美しい海、雪塩の浜辺にあるにこちゃん堂、紛れもないあのマスターの写真

胸が踊る！

行くしかありません

私はその夏に店を休むことにし宮古島へのチケットを取りました

なんしても会いに行って挨拶しなきゃ！真似したこと言わなきゃ

同じ名前の店してるっていったらきっと面白がっていっぱい話してくれる！

初めていく宮古島ー

ただにこちゃん堂だけを訪ねるつもりでしたが

そこはしっかりとスキューバダイビングの予約もして

奈良の老舗ゲストハウスウガヤさんお勧めのゲストハウスひだまりへ

ひだまり、、おどろきましたー！

なんとそこはもう「あいのり」そのもの、、

私の頭にあるゲストハウス

東南アジアのやっすい治安の悪いゲストハウスとは大違い

20代30代パラダイス♪

「ねーさん」という呼び名をつけられ、、、

まずは初日から宿での鍋パーティー

呑んで盛り上がる盛り上がる

奈良から宮古島へ

同じ名前の店を訪ねてきたというと

みんな面白がって付いていくと

旅は道連れ

翌日の夜総勢6名でにこちゃん堂にいくことになりました

（ひだまりのすぐ裏でした、、、）

明日！

いよいよにこちゃん堂のあのマスターに会える！

緊張ーーー！