宮古島効果は絶大でした

私はめちゃくちゃ元気になって帰ってきました

オーダー受けて、小走りで厨房戻り

カカッとフライパン振って

また小走りで料理を運ぶ慎三さん

ー待たせたなー！けど美味いぞ！食ってくれー！

慎三さんはもちろん料理人であり、

デザイナーで大工で

ボーカリストでギタリスト

にこちゃん堂は彼の作品そのものでした

私もにこちゃん堂奈良本舗を

私の作品！と言えるようにしたい

そう思いました

これは、帰ってすぐ書いた手紙です

すぐに電話をかけてきてくれた慎三さん

そのうち、関西に戻りたいって呟いてた

それから、3年ばかり時が過ぎました

慎三さんには時々手紙を書いたり電話したり

奈良のにこちゃん堂の方は一階とロフトだけだったのが

２階を改装してお座敷にし、スタジオも作り広くなりました

平日は奥様やママ会、土日は家族連れと観光客

今思うと店の土台を築く大事な時期でした

私もよく働いていましたが

もーーーっとがんばっている同じ名前の店のマスターの存在は

やっぱり支えになっていました

店の情報発信としてfbをしたことがきっかけで

慎三さんの古くからのご友人の

ギタリスト戸田さんとお知り合いになり

スーパー・フライング・バンドと

コズミックパワー

この伝説の2つのバンドのボーカルが慎三さんで

このバンドはプロとしても特別な活躍をされているメンバーだらけだということ

やっとわたしにもわかってきました

慎三さんが宮古島の店を閉め

心機一転、地元の西脇でにこちゃん堂を始めたことも

fbで知りました

すぐ電話すると

私が名乗った途端、

       ふふふ、、

       私もふふふ、、、

       近なったでー遊びにきてやー呑むでー

       行く行く！すぐ行くよーー

でも行けなかったのです

家族が増えたりなんやかんやしてて

行こうとした時、慎三さんが、あー！その日は娘が来るからあかんわ

という時もあったな

やっと西脇に行くことが決まったのは2016年の8月でした

来月は奈良にこちゃん堂の10周年記念イベント！

その前に4日ほどお盆休みを取って行こう！

慎三さんに電話するとー

私: 来週あたり行っても良い？

      おお〜！いつでもええでーおいでや

私：じゃ、火曜日に行くよー近くに泊まるとこある？（店で働いて飲んで２泊予定）

      お、あるある、なんとでもなるでー呑むでーー

私：スタッフさんはいてる？

       べっぴんさんがいてるねん

私:そしたら私のことちゃんとお話しといてな

（大阪のおばちゃんがズカズカ勝手なことしに来た思われたら困る）

       わかったわかったー

私:もっかい電話するねー

火曜に行くと決め、高速バスを取り、

ウキウキと電話しましたが携帯も店もつながりません

あれ？  そのうちに土曜になり、、、店に誰もいないのはおかしい

不安になり、、、こりゃ、慎三さん働き過ぎで入院とか？

連絡つかなきゃ行っても仕方ないしどうしたら、、、

日曜になり 

奈良にこちゃん堂ランチタイムのバタバタがおさまったとき

店の電話が鳴りました